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第6回「新しい耐熱性ポリマ−アロイの開発について」
1992年7月30日
最近,耐熱性プラスチックからのポリマーアロイの研究が樹脂性能の向上の観点から活発化している。講演者らは,アラミド/ポリエーテルスルホン系ならびにアラミド/ポリイミド系のポリマーブレンドが,それぞれ,従来にない独特のブレンド挙動を示すことを見出し,それぞれから新しい材料設計概念を提案することができた。さらにポリイミドとシリカをゾルーゲル法により複合化させることにより,新しい有機―無機系複合体を作成することにも成功している。本講演においては,これら我々の最近の成果について紹介する。なお,動的粘弾性測定は耐熱性高分子材料の特性を評価するのに大変有力な方法であり,いくつかの実例をとおしてこれについても併せて紹介。
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